様々な医療行為(手術、検査、注射など)には、低い可能性ではありますが、予測できない結果が起こり、患者さんをはじめご家族のご希望に添えず、身体状態の悪化や治療期間の延長・医療費の増加などの不利益が生じてしまうことがあります。これは、現在の医療技術そのものが不完全であるがゆえの『不確実性』があることに起因します。
当院では、医療行為の結果として起こる可能性のある事柄については、患者さんやご家族にご理解いただけるよう、できる限りわかりやすく詳しく説明し、また、前述の『不確実性』を少しでも減らし、より望ましい結果が得られるよう日々努力を続けております。しかし、前述の不利益が生じた場合は、この結果から回復するための最善の治療を行います。
今後皆様には、診療行為を行うにあたり、同意書などを求めることがあると思います。その場合には、こうした不確実なことが医療には存在することを御承知いただいた上で同意書に署名をお願い致します。
令和2年2月 成田赤十字病院長