当科について
初診に関するご案内
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初診患者の受付時間 |
火曜日、水曜日、金曜日 |
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初診時の紹介状について |
必ずご持参ください。 |
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初診予約について |
紹介元医療機関から当院所定の「FAX診療申込書」を頂ければ、初診の時間予約が可能です。予約の取り方については「患者さんのご紹介」をご確認ください。 |
特色
膠原病をはじめとした自己免疫疾患は、全身のあらゆる臓器を冒すという性質上、診断困難な症例では、鑑別しなければならない疾患が数多くあります。
この分野の疾患を的確に鑑別・診断し、治療できることが、当院のみならず、診療圏全体の医療に貢献することにつながると考えております。
膠原病の症状は内科的な臓器の障害のみならず、皮膚科・眼科・耳鼻咽喉科・泌尿器科・整形外科・精神科・産婦人科等々、さまざまな科との連携が必要な症状が起こり得ます。重症患者では血液透析や血漿交換、人工呼吸管理などが必要な場合もあります。当院はほぼすべての分野をカバーできる真の総合病院であり、幅広い症例に対応しています。
また、関節リウマチの治療に関しては近年、生物学的製剤・JAK阻害薬の登場により劇的な症状の改善が望めるようになりました。一方で、薬剤の副作用への対応などから、リウマチ内科の重要性が増しております。治験も含めた最新の医療の提供を、引き続き行って参ります。
アレルギー性疾患については、気管支喘息を中心に診療を行っております。
難治性気管支喘息に対する生物学的製剤投与も積極的に行っておりますのでお気軽にご相談ください。
また、救急・集中治療科と連携し、食物やハチ毒のアナフィラキシーショックに対しエピペンの処方を行っています。
医療関係者の方へ
関節リウマチに関しましては、多数の症例をご紹介いただき、誠にありがとうございます。
生物学的製剤の登場以降、当科で診療しているリウマチ症例は増加の一途をたどり、現在では関節リウマチだけで1,000例を数えるまでになりました。生物学的製剤・JAK阻害薬の投与症例も400例あまりとなっております。
当科の診療体制も徐々に拡充し、より多くの症例に対応できるようになって参りました。
不明熱や原因不明の炎症性疾患、周期熱症候群にも対応しております。
また、アレルギー領域におきましては、気管支喘息の専門外来に長年取り組んでおります。呼吸器内科ではないため、あまりご紹介いただく機会は多くないかと思われますが、こちらも生物学的製剤の登場により、難治性喘息の治療が大きく進歩しております。お困りの喘息症例がありましたら、ご遠慮無くご紹介ください。
また、好酸球が異常に増加している症例は専門的な診断や治療が必要な症例が多く、喘息に限らずぜひご相談ください。
医学生・研修医の方へ
リウマチ・アレルギー内科は、内科の中でも特殊な分野のように思われる方もいらっしゃるかと思いますが、特定の臓器に限定されず、全身にわたる症状を診るため、実はもっとも総合的な内科医としての実力がつく分野です。
関節痛を始めとした疼痛、原因のわからない発熱や体調不良など、他科で診断がつかない、あるいは治療できない症例を的確に鑑別・診断し、感染症も含め最終的な治療までできるのが当科の強みです。
疾患の性質上、いったん診断がつけば症状の寛解が得られることが多く、「こちらにかかってから、今までどこでもわからなかった症状がすっかり良くなりました」と感謝されることは多々あり、非常にやりがいがあります。
当院は日本リウマチ学会および日本アレルギー学会の認定教育施設です。初期臨床研修後、専攻医としてリウマチ・アレルギーの専門医を目指す、あるいは千葉大学をはじめとした免疫・アレルギー分野の大学院に入学することも可能です。将来を担う、多くの方のご応募をお待ちしております。
スタッフ紹介
第一リウマチ・アレルギー内科部長 平栗 雅樹

専門分野
リウマチ・膠原病
気管支喘息を中心とした内科的アレルギー疾患
資格
- 日本リウマチ学会認定リウマチ専門医
- 日本アレルギー学会認定アレルギー専門医
- 日本内科学会認定総合内科専門医
メッセージ
膠原病・リウマチ性疾患は全国的に専門医が少なく、長いおつきあいになることも少なくありません。
患者さんの立場に立って、安心して診療を受けて頂けるよう、心がけて参ります。
第二リウマチ・アレルギー内科部長 横田 雅也
専門分野
リウマチ・膠原病
アレルギー疾患
資格
- 日本リウマチ学会認定リウマチ専門医・指導医
- 日本アレルギー学会認定アレルギー専門医
- 日本内科学会認定総合内科専門医
メッセージ
患者の皆様に親身な診療を心掛けています。
リウマチ・アレルギー内科副部長 福田 匡志
専門分野
リウマチ・膠原病
資格
- 日本内科学会認定総合内科専門医
- 日本リウマチ学会認定リウマチ専門医
- 医学博士
メッセージ
膠原病外来・膠原病の入院業務を中心に難治性疾患を担当いたします。
時代の最先端の医療とそれぞれの患者さんの希望に合った治療を提供しています。
リウマチ・アレルギー内科医師 小林 麻里
専門分野
リウマチ・アレルギー
リウマチ・アレルギー内科医師 甲斐 心皓
専門分野
リウマチ・アレルギー
外来担当医表
診療受付時間:午前8時30分から午前11時(自動再来受付機による再診受付は午前7時30分から)
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区分 |
月曜日 |
火曜日 |
水曜日 |
木曜日 |
金曜日 |
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初診 |
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リウマチ・アレルギー内科(再診) |
平栗 雅樹 |
栗原 俊二郎 横田 雅也【隔週】 甲斐 心皓【隔週】 |
平栗 雅樹 横田 雅也【午後】 |
横田 雅也 川島 広稔 |
福田 匡志 |
注意事項
- 当科は初診完全紹介制となります。
- 特殊・専門外来は、再診・予約患者さんのみとなっております。
- 都合により担当医が変更になる場合があります。
関係医療機関の皆様へ
- 患者さんを紹介する際に医師の専門がわからないとの声を受け、初診の担当医師一覧に各医師の専門科を付記しております。紹介時の参考にしてください。
診療実績(2024年度)
当科入院患者基礎疾患内訳(延べ人数)
| 疾患名 | 件数 |
|---|---|
| 関節リウマチ | 50 |
| 気管支喘息 | 33 |
| 顕微鏡的多発血管炎 | 31 |
| アレルギー(アナフィラキシー) | 10 |
| 全身性エリテマトーデス | 10 |
| 多発血管炎性肉芽腫症 | 9 |
| 多発筋炎 | 7 |
| 皮膚筋炎 | 7 |
| 慢性閉塞性肺疾患 | 6 |
| 好酸球性多発血管炎性肉芽腫症 | 6 |
| 混合性結合組織病 | 6 |
| IgG4関連疾患 | 5 |
| 脊椎関節炎 | 5 |
| 全身性強皮症 | 5 |
| ANCA関連血管炎性中耳炎 | 4 |
| 巨細胞性動脈炎 | 4 |
| リウマチ性多発筋痛症 | 4 |
| 乾癬性関節炎 | 3 |
| 再発性多発軟骨炎 | 3 |
| 成人発症スティル病 | 3 |
| TAFRO症候群 | 2 |
| 高安動脈炎 | 2 |
| ベーチェット病 | 2 |
| Castleman病 | 1 |
| VEXAS症候群 | 1 |
| 家族性地中海熱 | 1 |
| 強直性脊椎炎 | 1 |
| 結節性多発動脈炎 | 1 |
| 好酸球性胃腸症 | 1 |
| 好酸球増多症候群 | 1 |
| 封入体筋炎 | 1 |
| ボルンホルム病 | 1 |
| 免疫介在性壊死性ミオパチー | 1 |
| 一般感染症(肺炎、尿路感染症など) | 74 |
| その他 | 7 |
| 合計 | 308 |
その他
関節リウマチ(外来患者数) 1,005名
うち生物学的製剤もしくはJAK阻害薬使用例数 328件
令和6年度 当科指定難病届け出数
| 疾患名 | 件数 |
|---|---|
| 全身性エリテマトーデス | 114 |
| 皮膚筋炎/多発性筋炎 | 38 |
| 顕微鏡的多発血管炎 | 21 |
| 全身性強皮症 | 20 |
| 混合性結合組織病 | 18 |
| シェーグレン症候群 | 16 |
| 好酸球性多発血管炎性肉芽腫症 | 14 |
| ベーチェット病 | 14 |
| 成人発症スチル病 | 7 |
| 多発血管炎性肉芽腫症 | 7 |
| サルコイドーシス | 5 |
| 高安動脈炎 | 5 |
| 巨細胞性動脈炎 | 4 |
| 強直性脊椎炎 | 2 |
| 悪性関節リウマチ | 1 |
| 原発性免疫不全症候群 | 1 |
| IgG4関連疾患(IgG4関連疾患包括) | 1 |
| 特発性血小板減少性紫斑病 | 1 |
| 潰瘍性大腸炎 | 1 |
| 一次性ネフローゼ症候群 | 1 |
| 特発性多中心性キャッスルマン病 | 1 |
| 合計 | 292 |















