当院の基本方針は「相対的無輸血」です。
「相対的無輸血」とは、患者さんの意思を尊重して輸血を行わない努力をいたしますが、輸血を行うことによって生命の危機を回避できる可能性があると医師が判断した場合には同意がなくても輸血をすることです。
患者さん又はその家族が免責証書等を提示されても、上記方針は変わりません。
この方針は、患者さんの自己決定能力の有無、成年・未成年の別にかかわらず適用いたします。絶対的無輸血を希望される患者さんにつきましては、当院の相対的無輸血という方針を十分に説明し理解を得る努力をいたしますが、どうしても同意が得られず、治療に時間的余裕がある場合は、他院での治療をお勧めさせていただきます。ただし、救命のための緊急的治療が必要な場合は輸血を施行いたします。
令和5年12月 成田赤十字病院長