2022年7月から2024年6月まで成田空港検疫所巡回診療による黄熱ワクチン接種を実施していましたが、黄熱ワクチン接種医療機関に登録されたことに伴い、2024年7月からは当院のワクチン・渡航外来の診療として黄熱ワクチン接種を実施致します。
2024年6月までに接種なされた方のイエローカードの再発行は成田空港検疫所にお問い合わせください。
黄熱ワクチンのみの接種を希望される方は、水曜日13時30分から14時30分の時間帯に空きがあれば予約が可能です。
接種可能人数は1日3名までです。
黄熱ワクチン接種費用(証明書費用含む) | 18,000円 |
予防接種禁忌理由書 | 7,700円 |
他ワクチンの接種や渡航相談を合わせて希望される方は、ワクチン・渡航外来の受診を予約して、初回相談日に他ワクチンの接種予定とあわせて、黄熱ワクチン接種日を決定します。通常のワクチン・渡航外来枠で受診される場合には、初回受診日に黄熱ワクチンを接種することは確約できませんのでご了承下さい。(黄熱ワクチン以外の費用は、ワクチン・渡航外来のページをご確認ください。)
黄熱ワクチン接種を希望される方は、必ず以下の説明内容を熟読して下さい。
接種不適当者の項目に該当している場合には、当日の接種ができません。
(不適当者の項目に該当するかについて判断が必要な場合には、予約を取得した後、受診日の前にご相談下さい)
フラビウイルス属の黄熱ウイルスを持つネッタイシマカに感染することで引き起こされる病気です。感染すると、3~6日の潜伏期間の後、発熱、頭痛、筋肉痛、嘔吐の症状が出現します。大部分の感染者は回復しますが、重症化するといくつもの臓器からの出血や黄疸をおこし、重症化した患者の半数近くが死亡します。特別な治療法はなく、対症療法で対応することになるため、ワクチン接種による予防が重要です。世界中(90%はアフリカで発生)で毎年20万人の患者が発生しそのうち3万人が死亡していると推定されています。
黄熱ウイルスを弱毒化させて作成した生ワクチンという種類のワクチンです。ワクチンにはゼラチンが含まれています。0.5mLを1回皮下に注射します。小児の場合にも投与量は同じです。 黄熱ワクチンの接種証明は、接種10日後から有効です。以前は10年毎の再接種が推奨されていましたが、2016年7月に国際保健規則が改定され、有効期間が10年から一生涯に変更されました。
以下の方は黄熱ワクチンを接種することができません。
他のワクチン同様に接種部位付近の腫れ、倦怠感などの軽度の反応が起こることはありますが、安全性の高いワクチンです。ごく稀な副反応として以下が知られています。
生ワクチンですので、他の生ワクチンを接種する場合には4週間以上の間隔を空ける必要があります。また接種後2ヶ月間は妊娠を控える必要があります。