当院は、通院・入院している患者さんを含む全ての方の安全を守るために力を注いでいます。
2月17日、千葉県北東部を震源とするマグニチュード7の地震が発生したことを想定した机上訓練を実施しました。訓練は、災害発生時に対策本部の設置に時間をかけないように職員の行動の確認、情報の整理と伝達までの流れの検証も兼ねて実施され、災害時対応マニュアルの適性を確認しました。
被災後、病棟や外来においてけが人はいないか、施設に大きな被害はないか、医療機器は安全に停止したかなど各所において安全の確認をしました。
千葉県から「災害拠点病院」の指定を受け、災害時に救急医療の拠点となる当院は、東日本大震災の教訓から、外部との通信手段を確保し、地域からのけが人の搬送に備え、また、被災現場に救護に向かえる体制を整えました。
実際の災害においては、刻一刻と状況が変わります。また、地震、津波、風水害などの災害の種類によって、対応方法も異なります。今回の訓練では収集した情報を整理し、迅速に様々な判断を下し、行動に移すことが重要であることを再確認しました。今後も訓練を重ね、災害時の対応強化に努めます。
東日本大震災から4年。「復興へ、まだまだ力を。」
2月27日、病棟から出火したという想定で、消火、避難訓練が実施されました。
成田消防署の指導のもと、速やかに消火にあたり、患者さんを誘導し、全ての安全を確保しました。
成田国際空港が開港した昭和53年に開校した成田赤十字看護専門学校からは、これまでに多くの看護師を輩出してきましたが、この度、その役目を終え、平成26年度をもって閉校することになり、永い歴史に幕を閉じました。
開校当初は、成田赤十字病院だけではなく、看護師が不足していた県立病院などにも当校の卒業生を送り出していましたが、昨今、千葉県内の大学に看護学部などが設立され、看護専門学校への志願者も減少し、学生を確保することが困難な状況となってきました。
3月6日に行われた最後の卒業式では、下級生がいないため、昨年度の卒業生が送別の言葉を述べ、送別の歌「蛍の光」は家族や先輩看護師が歌いました。また、病院長でもある加藤誠学校長から卒業証書を受けとり、卒業生代表者は恩師や家族に感謝を述べ、「一歩一歩それぞれの看護師像に向け、歩んでいきます。」と誓い3年生30人が看護師への一歩を踏み出しました。
また、3月12日には、閉校記念式典「感謝の会」が行われ、日本赤十字社近衞社長を含む日本赤十字社関係者や今までにご指導いただいた方々、卒業生等約270名が出席しました。式典の中では、第35回生によるキャンドルサービス、同校卒業生有志によるよさこいソーランが行われ、開校以来続けてきた伝統に別れを告げました。
4月16日(木曜日)、日本赤十字社千葉県支部では、災害発生時に被災者の医療救護に従事する赤十字救護員の任命式を開催いたしました。
当院では、平時から災害発生時に備え、成田赤十字病院の医療職・事務職スタッフを中心とした赤十字救護員を常備しており、東日本大震災では、宮城県石巻市や岩手県釜石市の救護所や避難所を中心に、延べ21個班・250人の救護員を派遣しました。未曾有の被害によって、救護活動が広範かつ長期にわたりましたが、成田赤十字病院では、地域医療を担う中核病院としての機能を維持しながら、被災された方々の救護活動にあたりました。
日本赤十字社では、全国に496個班・7,064人の救護員を救護活動に出動させる態勢をとっています(平成26年3月末現在)。当院では、救護班14個班、DMAT2チーム、血液供給要員の計112人に加え、全国に先駆け、特に災害救護活動への参加を希望する看護師19人を予備救護員として任命しました。
阪神・淡路大震災から20年。近い将来発生が予想される首都直下地震や東南海・南海地震などに備え、さらなる医療救護体制の強化に努めます。
赤十字救護班:医師1人、看護師長1人、看護師2人、薬剤師1人、事務職員2人で構成
5月13日(水曜日)「看護の日」のイベントとして、健康相談を実施しました。
身長・体重・血圧などの測定の他、肥満・高血圧などについての相談も行われました。
5月15日(金曜日)A棟7階デイルームで、フラダンスが披露されました。毎年、カトレアフラサークルの皆さまがボランティアで行ってくださるものです。多くの患者さんが楽しまれていました。
5月22日(金曜日)「血液がんについて」をテーマに公開健康講座が開かれ、多くの市民の皆様のご参加をいただきました。次回は「生活習慣病(糖尿病)について」がテーマで、6月23日(火曜日)に開催予定です。是非、ご参加ください。
公開健康講座についての詳細は、「公開健康講座」ページをご確認ください。
6月23日(火曜日)「生活習慣病(糖尿病)について」をテーマに公開健康講座を開催いたしました。
次回は「更年期・老年期の生活について」をテーマに、7月22日(水曜日)に開催予定です。是非、ご参加ください。
公開健康講座についての詳細は、「公開健康講座」ページをご確認ください。
病院の正面玄関に7月7日の七夕に向け、笹飾りをしました。
飾りつけは、成田赤十字病院ボランティア会の皆さまにご協力いただいたものです。
短冊には快復祈願のほか、事業成就、恋愛成就などそれぞれの願いが込められていました。
願いは星空に届くことでしょう。
8月2日(日曜日)、日本赤十字社千葉県支部、成田赤十字病院、千葉県赤十字血液センターは、イオンモール成田のイオンホールを会場に、子どもを対象とした赤十字のお仕事体験イベント「赤十字KIDS CROSS」を開催しました。
初開催となる当イベントには、県内各地から延べ500人が来場。救護服や白衣に着替えて、災害救護体験、義肢装具士体験、看護師体験、キッズ献血の4つのブースで、県内3施設の赤十字のお仕事を体験していただき、楽しみながら「いのち」や「健康」の大切さを伝えました。
災害救護体験では、敬礼の仕方や無線の使い方、三角巾での手当の仕方などを学んでいた子どもたちのもとへ、災害発生の連絡が!最初は緊張していた子どもたちも、会場の外に設置された災害現場へと元気に飛び出し、傷病者の手当に当たりました。本部へ戻り、隊長に活動報告をして、任務は完了!「けがをしている人や困っている人がいたら、助けてあげようね!」との声かけに、体験を終えたキッズ救護員たちは大きく頷いていました。
義肢装具士体験では、子どもたちが義肢装具士となって、お父さんやお母さんの指の型取り体験を行いました。採寸を行った後、指に石膏包帯をぐるぐると巻き、型取りを開始。その型に石膏を流し込み、待つこと1時間…石膏包帯をはがすと指のモデルの出来上がりです。初めての経験ながら、爪のかたちや指紋まできれいに型取りできた子もいました。
ドラマ「レッドクロス」の放送翌日だったこともあり、大人気だった看護師体験では、最初にナース服に着替えナースキャップを付けて、小さな看護師さんに変身。
本物の聴診器や血圧計、点滴や注射器を触って、実際に測定したり、使い方を学んだりしていました。看護師体験に参加した子どもたちは「看護師さんから聴診器の使い方を教えてもらい、心臓の音を初めて聞きました。ドクンドクンと聞こえました。」「点滴の注射をして水の出る量を 調整するのがおもしろかったです。看護師さんは、大変そうだけどちょっとなってみたいと思いました」と話していました。
当日は、ハートラちゃんやけんけつちゃん、そしてナースキャップ身につけたうなりくんも参加!モール内を歩きながら、赤十字の活動をPRしました。
当院から救護班1班を派遣しました。
台風18号にともなう大雨により、平成27年9月9日から11日にかけて、関東・東北地方などの広い範囲で人的・物的被害が発生しました。成田赤十字病院は、特に被害が大きかった茨城県に救護班1班を派遣。現地の皆さんの苦しみを少しでも和らげるために、活動してまいりました。
詳しくは「「台風18号大雨災害」当院から救護班を派遣(速報)」をご覧ください。
今年も昨年同様に、世界糖尿病デーにブルーライトをアップし、「Unite For Diabetes」に呼応し、糖尿病撲滅のためのアピールをしました。
ブルーライトは、世界糖尿病デーのシンボルカラーで、11月14日を中心に、世界の80を超える国の1,000ヵ所以上で、有名な建造物にライトアップされます。その目的は、糖尿病のシンボルである「ブルーサークル」の認知を草の根で広めて、糖尿病対策の推進の必要性を世界に向けて呼びかけるものです。
11月14日(土曜日)、地域住民の皆様との交流を通じて、県内唯一の赤十字病院であり千葉県の中核病院であることを知っていただくとともに、その役割とその働きについて理解してもらうため、今年も「成田赤十字病院ふれあい広場」を開催しました。
当日は、300名ほどの方にご来場いただき、大盛況となりました。
白衣に着替えて医師の仕事を体験しました。
聴診器、超音波装置、X線装置を使用して体の中はどうなっているのか見てみました。
看護師が勤務する診察室、ナースステーションの中はどうなっているのか、包帯法や注射の方法など体験を通じて、病気の人を回復させるための看護を体験しました。
「病気の人によりそう看護師さんになりたい」との声も聞かれました。
調剤から包装され、患者さんの手元に届くまでの過程を見てもらいました。最後はマーブルチョコを薬の分包器で小分けにしてお持ち帰りいただきました。
日本赤十字社といえば、災害救護。国内に限らず、世界で活動を展開しています。災害時に展開する炊き出しを体験するコーナーを設けました。お米が炊けるよう工夫されたハイゼックスという袋を用いてお米を炊き、レトルトのカレーを一緒にお召し上がりいただきました。
また、救急車を展示し、救護服に着替えたお子さまに乗車いただき、赤十字救護員を体験していただきました。
その他、義足体験や妊婦体験、健康に不安を抱える方の相談を受ける健康相談コーナー、身長・体重・血圧などの測定ができる各種測定コーナー、東日本大震災をうけ、避難所で生活をする方の癒しのために実施したハンドケアのコーナーを設けました。また、日本赤十字社のひとつである救急法の講習として、AED・心肺蘇生法を学んでいただきました。
12月17日、当院スタッフによるクリスマスライブを開催しました。
1階のドトール前では多くの患者さんが集まり、熱心に耳を傾けていました。
また、小児科病棟でも演奏が披露され、子供たちも一緒に楽しんでいました。
12月16日、シンガポール航空の職員の皆さまが、病院でクリスマスを過ごす子供たちのために今年もプレゼントを届けてくださいました。
サンタクロースの登場に、子ども達は大喜び。笑顔でプレゼントを受け取っていました。
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供する「Adobe Acrobat Reader」が必要です。「Adobe Acrobat Reader」をお持ちでない方は、アドビシステムズ社サイトより無償でダウンロードできます。