1月22日(火曜日)「大規模災害時対応訓練」を行いました。震度6弱の地震により電子カルテがシステムダウンした想定のもと、医師、看護師、コメディカル、事務職員が参集し、災害対応マニュアルをもとに各種業務の習熟・理解促進や各部署との連携体制の検証を行いました。
今回の訓練は、災害発生時に起こりうる様々な課題に対応していくことで、職員の判断・対応能力の向上につながりました。訓練で見えてきた災害時における受入体制の課題を改善していくことにより、災害拠点病院としての機能のさらなる充実強化を図っていきます。
2月23日(土曜日)6回目の開催となる「ふれあい広場」を開催しました。
多くの方に病院のことを知っていただく機会となるように、今回も様々な体験コーナーやイベントを用意しました。医師体験、看護師体験、薬剤師体験、赤十字救護員体験、院内探検ツアーには、たくさんの子どもたちが参加してくれました。お仕事体験の他にも、赤十字の事業を知ってもらうため、災害時炊き出し体験、義足歩行体験、心肺蘇生法・AED体験、献血紹介などのコーナーを設けました。また、身長体重、血圧などの各種測定や認定看護師による健康相談、癒しのハンドケア、非常食実演や栄養相談など、病院ならではのコーナーも設けました。どのコーナーも多くの方にご参加いただき、大盛況でした。
ステージイベントには小田和正のトリビュートバンドとして活動しているJUNK-TION(ジャンクション)の皆さまが、癒しの歌声と演奏を披露してくださり、思わず立ち止まって聴き入る方もいらっしゃいました。さらに、病院ボランティア会による手品では、子どもたちの歓声が聞こえてくるほど、盛り上がりました。
今回も遊びに来てくれた、うなりくん、ハートラちゃん、けんけつちゃんとのふれあいも楽しんでいただきました。
3月12日(火曜日)ユナイテッド航空の皆さまが入院中の子どもたちを元気づけるために、テディベアをプレゼントしてくれました。
ユナイテッド航空の皆さまは、子どもたち一人ひとりに「早く元気になってね」と声をかけながら、テディベアを手渡してくれました。突然のプレゼントにびっくりする子もいましたが、テディベアを見ると「かわいい」とにっこり!
日本看護協会では、看護の心、ケアの心、助け合いの心を育むきっかけとなるよう、ナイチンゲールの誕生日である5月12日を「看護の日」に制定しています。
当院ではこの看護の日にちなみ、5月14日(火曜日)にイベントを開催しました。来院者さまを対象に、身長・体重・血圧・体脂肪などの各種測定、また高血圧や糖尿病などについての健康相談を行い、当院の看護師が不安を抱える方々の質問に応えました。70名の方が参加してくださり、参加者からは「気軽に色々な相談ができてよかった」「自分の生活習慣を見直すきっかけとなった」などの声がありました。
5月29日(水曜日)ANAグループの皆さまが「幸せの再来」を花言葉に持つすずらんの花とすずらんの香りがするしおりを、入院されている患者さんに届けてくれました。この活動は、患者さんの回復を願い、ANAが60年以上前から毎年全国の病院で行っているもので、今回で64回目を迎えます。
すずらんの花を贈呈された患者さんは、すずらんの可愛い花といい香りに頬を緩めていました。しおりには「笑顔の花がたくさん咲きますように」「皆様の幸せをお祈りしております」など、一つひとつに手書きのメッセージが添えられていました。しおりを受け取った子どもたちは「いい香りがする」と嬉しそうな笑顔を見せてくれ、客室乗務員の方から励ましの言葉をもらうと「がんばるよ!」と元気に答えていました。
7月5日(金曜日)から7日(日曜日)までの3日間、成田山周辺で成田祇園祭が開催されました。それに伴い、花崎町の若連と下座連が当院の正面玄関前で踊りと演奏を披露してくれました。梅雨空を吹き飛ばしてくれそうな、粋な踊りと活気あるお囃子の音色で夏を感じることができました。
当院では、祇園祭の期間中、救護所に看護師などスタッフを派遣し傷病者が発生した場合に備えました。
近年、車両や刃物などによる大量殺傷事件が多く発生し、2020年に開催されるオリンピック・パラリンピックにおいてもテロの可能性が懸念されるなど、大量殺傷事案に対する医療対応の重要性が高まっています。
そのような中、当地域での救急医療体制や関係機関との連携強化を図るため、7月5日(金曜日)日本医科大学千葉北総病院、印旛地域消防本部、成田赤十字病院の救急医療関係者が集まり、テロ等大規模事案対応研修(印旛地域救急業務メディカルコントロール協議会主催)を行いました。多数の外傷患者が発生した際の対応訓練(机上)を実施したほか、山梨県立中央病院救命救急センター統括部長 井上潤一先生による「テロ等大規模事案にかかる準備・心構え」をテーマにした講演をいただき、テロ対応強化を図りました。
参加した職員からは「今回の研修会を通じて、関係機関との連携の必要性、災害医療・テロ対応や空港など多数傷病者の発生が想定される近隣病院としての役割を再認識した」と、心強い言葉がありました。
7月28日(日曜日)イオンモール千葉ニュータウンを会場に、日本赤十字社千葉県支部および千葉県赤十字血液センターと協力して、赤十字のお仕事体験「KIDS CROSS」を開催しました。多くの子どもたちが参加し、救護員や看護師のユニフォームを着用して、赤十字のお仕事(救護員、義肢装具士、看護師、キッズ献血)を体験しました。
当院は看護師体験を行い、現役看護師指導のもと、注射や包帯法などの模擬看護体験をしました。ご家族やお友達の腕に貼ったシールの傷を消毒して包帯を巻いたり、色水のお薬を注射器に吸い上げて模擬の腕に注射をしたり、聴診器を使って心音を聴いたりしました。ナースキャップと聴診器を付けた子どもたちは、気分はもうすっかり看護師さんで、真剣な顔つきで一生懸命に体験に参加していました。体験が終わると「楽しかった!大きくなったら看護師さんになりたい」と嬉しい声もありました。
8月6日(火曜日)ボランティア大正琴クラブの皆さまによる、大正琴コンサートが開催されました。
「ふるさと」「夕焼け小焼け」「青い山脈」などの懐かしい曲を歌いながら演奏してくださり、お琴の優雅な音色に患者さんは聴き入っていました。民謡「草津節」が演奏されると、情緒あふれる曲調や威勢のいい囃子詞に、患者さんは元気よく手拍子で応えていました。アンコールでは手話を交えながら「ふるさと」が披露され、患者さんも一緒になって歌って手話をして、会場は一体感に包まれました。
9月9日(月曜日)観測史上最強クラスの勢力で関東に上陸し、千葉県を中心に甚大な被害をもたらした台風15号。安房地域を中心に家屋の被害が甚大で、通信障害が発生し、当初は被害の規模が把握できていない状況でした。そして、県内の広い範囲で長期間におよぶ停電が発生し、地域によっては停電による断水も重なりました。
そのような中、当院では停電していた県内の医療施設にDMAT(災害派遣医療チーム)を派遣し、医療支援を行いました。また、当院を含む県内外の赤十字救護班が参集し、館山市の安房医療センターを拠点に救護活動を展開しました。
詳しくは「令和元年台風15号災害(令和元年9月)活動報告」ページをご覧ください。
9月20日(金曜日)成田空港への帰国者がMERS(中東呼吸器症候群)患者と判明したと想定して、成田空港検疫所・印旛保健所との合同開催による1類感染症患者移送および受入れ訓練を実施しました。後半は、現在西アフリカで流行しておりWHOから「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態宣言(PHEIC)」が出ていることを踏まえ、エボラ出血熱の重症患者の救命に焦点を当てて、他の特定感染症指定医療機関から外部評価を受けながら集中治療のシミュレーション訓練を実施しました。
手術支援ロボット「ダビンチ」は1990年代に米国で開発され、世界中で導入が進んでいます。米国においては「ダビンチ」を使用した手術が前立腺がん手術の約9割を占めており、日本国内でも導入が進み、健康保険が適用されています。
当院では、10月より前立腺がん摘出手術において「ダビンチ」の運用を開始しました。
詳しくは「泌尿器科」ページをご覧ください。
12月19日(木曜日)当院音楽部によるクリスマスコンサートが行われました。「おめでとうクリスマス」に始まり、2019年に流行した「パプリカ」や「優しいあの子」など、素敵な曲を多数披露してくれました。最後には「ジングルベル」が演奏され、軽快な音楽が院内に響き渡りました。大勢の患者さんや病院スタッフが足を止めて、音楽部の演奏に耳を傾けていました。
また、この日は小児科病棟でクリスマス会が開かれました。病院ボランティア会によるマジックショーでは、手の動きにあわせてサンタさんの人形が煙突を登り下りするマジックや生卵の入った帽子を被るマジックに「おお~、すごーい!」という歓声があがり、子どもも大人も大興奮でした。小児科病棟の新人看護師は大人気の「TT兄弟」になりきって、子どもたちと一緒に病院に隠れているさまざまなTを見つけて盛り上がりました。音楽部による演奏では、子どもたちは間近で見る楽器に興味津々!「パプリカ」や「ジングルベル」の曲に合わせて、タンバリンやカスタネットでリズムを刻みました。
子どもから大人まで和やかな雰囲気に包まれた一日でした。