総務課は、医師や看護師をはじめ職員が安心して働けるようにサポートしています。総務係、秘書係の2係で構成されています。
総務係の業務は、処務規程、病院組織、文書管理、電話交換、安全運転管理の促進、コンプライアンスなど多岐にわたっています。また、職員の福利厚生、健康管理など職員が安心して働きやすい環境を整備することに取り組んでいます。
秘書係は、医師をサポートする秘書業務や医局の管理、図書室の運営、また倫理や臨床研究に関する業務を行っています。
人事課では主に勤務する職員に関する労務管理、採用、教育・育成等を行っています。人事係、給与係の2係で構成されています。
人事係は、幅広い職種にわたる職員の採用や労働条件等就業規則に関すること、人材育成やキャリアアップのための研修会等を計画・実施等、幅広い業務を行っています。
給与係は、職員の給与支給、控除、年末調整や社会保険等の手続き全般を行っています。
現在、人事課では2係連携し、当院に勤務する職員の負担軽減や勤務環境改善など、「働き方改革」に取り組んでいます。
経営管理課の主な業務は病院経営に関しての業務全般です。事業計画と予算の執行管理、また、病院の将来構想に寄与する各種情報の収集、分析などを行います。課の構成は、管理係、経営分析係、経理係の3つの係からなり、各係が連携して業務を行っています。
管理係は、院内外の病院経営に関する情報の収集と管理、病院経営にかかるリスク管理を主な業務としています。併せて、ホームページや広報誌の編集・発行など、広報に関する業務も行っています。
経営分析係は、DPC等の診療情報や経営状況など、さまざまな情報を分析し、病院の経営に活用できるようにしています。
経理係は、病院全体の収入および支出の管理と予算の執行管理、資金の管理・運用など経理業務全般を行います。
管財課は、院内の物品等の調達や設備管理などを主な業務としており、管財係、調度係、施設係の3係で構成されています。
管財係では、高額医療機器等の購入、土地や医療機器等の資産管理、器械等の修理、設備整備関係の補助金申請、業務委託等の契約および管理等を担当しています。
調度係では、医薬品・診療材料から一般消耗品まで様々なものの調達を担当しています。診療材料等の物品は、SPD業者により管理されており、病棟等の材料の補充はバーコードカード管理により自動的に行っているほか、院内の物流搬送業務も併せて行っております。
施設係では、建物や電気・空調・衛生設備等の様々な設備を24時間365日、常に良好な状態に維持し、効率的に運用するため、職員と委託業者により管理しています。
医事管理課は、施設基準の届出や運営費補助金の申請、患者さんなどから寄せられる相談やご意見などへの対応を主な業務としており、医事管理係、相談係、医療係の3係で業務を行っています。
医事管理係は、施設基準にかかる届出や報告、各種指定医療機関運営費補助金の申請や、検察・警察等公的機関からの患者情報の照会への対応及び、学校健診や予防接種に関する事務を行っています。
相談係は、患者さんからの相談やご意見などへの対応、投書箱に寄せられるご意見への対応を検討する業務を行っています。
医療係は、医療安全・感染対策に関する事務的な業務を行っています。
入院医事業務課は、入院患者さんの病棟における事務手続きおよび診療費の請求が主な業務であり、第一入院係、第二入院係、病棟係の3係から構成されています。
第1入院係・第2入院係は、入院患者さんの診療費の計算及び診療報酬明細書(レセプト)を作成し保険者に請求する保険請求業務を行っています。また、外来・入院患者さんの自賠責や各種証明書の発行業務を行っています。
病棟係は、入退院・転出に関する事務手続き、処置等患者さんの診療行為のコストにかかる入力など病棟での事務業務全般を行っています。
外来医事業務課は、外来患者さんの診療事務手続きおよび診療費の請求、文書センターでの受付・発行業務、診療費の収納が主な業務であり、外来管理係、外来医事係から構成されています。
外来管理係は、会計窓口における入院・外来患者等の請求を的確に対応し、自己負担額の適正管理を行い、未収金管理に努めています。
外来医事係は、外来算定管理指導、委託・派遣職員の管理、監督、外来患者の医療相談、苦情対応を行っています。
医療支援課では28名の医師事務作業補助者を配置しています。医師事務作業補助者とは、医師が行う事務的作業の補助を行う事務職員で勤務医の負担軽減策の一つとして平成20年の診療報酬改定で導入されたものです。
課員である医師事務作業補助者は、初診外来のカルテ代行入力や診断書等の医療文書、サマリー等の作成補助を主な業務として行っています。他にもNCD登録や、がん登録などの行政機関等へ報告するための資料作成やデータの整理等、医師が行う様々な事務的作業の補助を行っています。
医師事務作業補助者の業務は、医師の指示の下に行うことが原則であるため、医師以外の指示による業務や窓口・受付業務等、診療報酬上の加算取得のため、行うことができない業務があります。また、医師事務作業補助者を新たに配置してから6ヶ月間は研修期間として、業務内容について必要な32時間以上の基礎研修を行うことも定められています。
当院では現在、医師事務作業補助体制加算1を取得しており30対1の体制となっています。病院全体の業務効率向上と医療の質の向上のため、医師の事務的業務負担軽減に努めています。
医療情報管理課は、医療統計、医療情報システムの管理、診療記録の保管・管理が主な業務であり、医療情報係、システム管理係、診療録管理係の3つの係から構成されています。
医療情報係では、疾病統計や手術件数などの医療統計を作成しています。また、病名および実施手術については、国内で標準的に用いられているコード体系を用いて分類し後利用がしやすいよう情報の管理を行うとともに、診療情報を基に疾病統計など、各種統計の作成を行っています。
システム管理係は、医療情報システムの企画および改修、運用調整、維持管理やソフトウェアの管理などの業務を行っています。
診療録管理係は、診療に関わる諸記録の保管・管理を行うとともに、医療者による記録が適切に残されているか定期的に監査を行い、その結果を記載者にフィードバックすることで記録内容の適正化に努めています。
社会課の主な業務として、赤十字の使命である災害救護や救急法等講習の普及、ボランティアの受け入れ等のほか、人間ドックや健康診断など健診センターにかかる事務を行っています。社会係と健診係の2係で構成されています。
社会係は自然災害や事故発生など医療救護活動に備えた救護班の編成や、九都県市合同防災訓練、航空機事故消火救難訓練など各種訓練への参加等、災害救護全般の業務を行い、災害発生時には、直ちに救護班を被災地に派遣できるよう備えています。さらには、傷病者受け入れ訓練等の充実を図り、災害拠点病院としての機能のさらなる強化に努めています。
また、救急法・幼児安全法・健康生活支援講習や公開健康講座の開催計画と実施のほか、医療スタッフが講師として地域に出向いて行う出前講座も行っています。
そのほか、病院ボランティア会や近隣の地域の赤十字奉仕団、ボランティア団体の皆様の担当窓口として、活動をサポートしています。
健診係は、当院健康管理センターの事務部門を担当しており、自治体、事業所、団体等を対象とする契約の締結をはじめ、健診業務の運営にかかる事務や、連絡調整を行っています。
当センターでは人間ドック(1日ドック・2日ドック)を中心に、生活習慣病予防健診や事業所健診・特定健診を実施しており、健康の増進と疾病の早期発見、疾病の予防に努めています。