
当科について
私たちは、救急車で搬送される患者さんや、他の病院から「より高度な治療が必要」と紹介された重症患者さんを受け入れ、命にかかわる状態の集中治療(クリティカルケア)を24時間体制で提供しています。
診療の流れ
当科は「助かる可能性を最大限に高めること」に特化した部門です。状態が安定した後は、リハビリや療養に適した病棟・病院へ引き継ぎます。
- 初期対応
救急外来で迅速に診察・処置。必要に応じて緊急手術や各診療科と診療を行います。 - ICU/集中治療
命にかかわる状態を24時間体制で管理。人工呼吸器・透析など特殊な医療機器も使用します。 - 回復・引き継ぎ
状態が安定した後は、リハビリや療養に適した病棟・病院へ安全に引き継ぎます。


主な対象疾患・病態
以下のような命にかかわる重篤な病態に対し、高度な専門知識と特殊な医療機器を用いた集中治療を行っています。
| 対象疾患・病態 | 治療の内容 |
|---|---|
| 敗血症 | 肺炎・尿路感染などの感染症が重症化し、炎症が全身におよんで命が危険となる状態。抗菌薬投与や全身管理を行います。 |
| 多発外傷 | 交通事故や高所転落により、頭部・胸部・腹部など複数箇所に重傷を負った状態。各科と連携し、緊急止血・手術・全身管理を行います。 |
| 心停止 | 突然心臓が止まった状態。迅速な蘇生処置とともに、心拍再開後は「体温管理療法」などで脳へのダメージを最小限に抑えます。 |
| 多臓器不全 | 心臓・肺・腎臓・肝臓など複数の臓器が同時に機能しなくなった状態。人工呼吸器・人工透析などで回復をサポートします。 |
| 急性中毒 | 薬の過量内服、農薬・化学物質・一酸化炭素などによる中毒。原因物質の特定・解毒・呼吸循環サポートを行います。 |
| 熱中症・低体温症 | 意識障害を伴う重症熱中症や重症低体温症。専門機器を用いた厳密な体温管理を行います。 |
病院全体で命を救う「チーム医療」


救命救急医療は、救急科の医師だけで行えるものではありません。各分野の専門スタッフが強固なチームを組み、患者さんの回復のために連携しています。
救急・集中治療専門医/ICU専門看護師/各診療科専門医/薬剤師/臨床工学技士/理学療法士・作業療法士
病院全体が一丸となって、患者さんの命を守るために動いています。
大規模災害への備えと出動


当院は災害拠点病院として、平時から大規模災害に備えています。
DMAT(災害派遣医療チーム)や日本赤十字社救護班の一員として訓練を重ね、過去の大規模災害では被災地への医療救護活動も行ってきました。
スタッフ紹介
救急・集中治療科部長 齋藤 大輝
資格
- 医学博士
- 日本救急医学会認定 救急専門医
- 日本集中治療医学会専門医
- 麻酔科標榜医
- 日本DMAT隊員
- ICLSワークショップディレクター
- JAMS認定 CVCインストラクター / SEDインストラクター
- 日本救急医学会 救急超音波指導者講習会 インストラクター
救急・集中治療科医師 東 達也
資格
- 日本救急医学会認定 救急科専門医
- 日本DMAT隊員
救急・集中治療科医師 篠﨑 勇志
資格
- 日本救急医学会認定 救急科専門医
救急・集中治療科医師 藤原 東華
資格
- 日本医師会認定産業医
救急・集中治療科医師 福味 徹也
資格
随時更新
救急・集中治療科医師 上野 叶絵
資格
随時更新
救急・集中治療科医師 奥間 政人
資格
ICLSインストラクター
救急・集中治療科医師 坂本 愛香
資格
随時更新
救急医療に関する統計(令和7年度)
| 救急受診者数 | 20,211人 |
|---|---|
| 救急搬送受け入れ件数 | 8,688件 |
| ドクターヘリ受け入れ件数 | 22件 |
| 集中治療室(ICU)入院患者数 | 492人 |
| (再掲)うち人工呼吸器使用患者数 | 293人 |
| (再掲)うち血液浄化法実施患者数 | 90人 |
| (再掲)うちECMO実施患者数 | 27人 |
来院時の年間重篤患者数(令和7年度)
| 疾患名 | 患者数(人) |
|---|---|
| 病院外心停止 | 337 |
| 重症急性冠症候群 | 90 |
| 重症大動脈疾患 | 117 |
| 重症脳血管障害 | 459 |
| 敗血症性ショック | 33 |
救急・集中治療科 スタッフ募集

部長からのメッセージ
当科へのご関心をお持ちの先生方へ。
当院は年間約8,000台の救急搬送を受け入れ、千葉北部・印旛地域の急性期医療の要としての役割を担っています。国際空港を擁するこの地域では、多様な疾患・外傷をはじめ、外国人患者さんへの対応まで、日々あらゆる重症症例と向き合っています。
症例数・診療密度ともに高く、ここで積む臨床経験は専門医としての実力に直結すると確信しています。
私たちの強みは、その密度の高い現場を支える「フラットなチーム力」です。当科は千葉大学からの医局人事と独自採用医師が共存する「ハイブリッド体制」をとっており、出身大学・医局の垣根はありません。心臓血管外科・脳神経外科・循環器内科・感染症科など他科との連携は強固で、科を越えた合同カンファレンスも日常的に行われています。
医局の枠にとらわれず、あなたの経験と情熱を存分に発揮できる環境がここにあります。少しでもご興味をお持ちでしたら、ぜひ一度現場の空気を感じに来てください。チーム一同、心よりお待ちしています。
成田赤十字病院 救急・集中治療科 部長 齋藤 大輝

当科の診療実績

| 救急車搬送数(うち救急ホットライン 約900件) | 約8,000台/年 |
| ICU入院患者数 | 約500人/年 |
| ECMO | 約40件/年 |
| Impella(ECPELLA含む) | 約15件/年 |
| 急性血液浄化療法 | 約80件/年 |
(2025年実績)
当科の診療スタイル
ERでの初期診療からICUでの全身管理、院内急変対応まで、救急・集中治療をシームレスにカバーする体制を構築しています。
| 救急外来 | 2次・3次救急を幅広く担う
|
|---|
| ICU運営 | Semi-closed型:一貫した全身管理
3次救急で受け入れた重症患者は、症例により初療からそのまま当科が主治医となり、集中治療を一貫して継続します。 |
|---|
| 救急外来 | 院内急変対応を24時間担当
RRS(院内迅速対応システム)を24時間体制で当科が担当。救急・集中治療のスキルを活かし、院内全体の安全向上に貢献しています。 |
|---|
キャリア形成・専門医取得・サブスペシャリティ研修
救急・集中治療の専門性をベースに、集中治療専門医資格の取得・サブスペシャリティの獲得・キャリア形成を全面的にバックアップします。時期・期間・内容も柔軟に相談可能です。
集中治療専門医取得サポート
Semi-closed型ICUでの豊富な管理実績を活かし、集中治療専門医の取得を目指すことが可能な環境が整っています。
柔軟な院内他科研修の実績
「科の垣根の低さ」を活かし、救急科に籍を置きながら院内の他科で専門研修を行うことが可能です。これまでに外科・心臓血管外科・消化器内科などでの研修実績があり、急性期対応能力や手技の幅をさらに広げることができます。
部長自身のキャリアパスが示すもの
部長自身も麻酔科のサブスペシャリティ研修を修了し、現在も日々の救急・集中治療業務と並行して手術麻酔に携わっています。救急の枠にとどまらない多様なキャリアパスを歩める環境です。
当科の3つの強み
| 1 | 医局人事+独自採用「ハイブリッド体制」
千葉大学からの医局人事と、医局に属さない独自採用の医師が集まる環境です。出身大学や医局の垣根はなく、多様なキャリアを持つ医師それぞれの知見を尊重し合う文化が根付いています。大学院進学・学会活動・論文執筆など、ご自身のキャリアプランに合わせた働き方を選べます。 |
|---|
| 2 | 科の壁を越えた「オール成田」のチーム医療
心臓血管外科・脳神経外科・循環器内科・感染症科など、多彩な専門診療科との合同カンファレンスが日常的に行われています。「患者さんにとって最善を尽くす」文化が土台にあり、科の垣根を感じることなく働ける環境です。 |
|---|
| 3 | 日赤ならではの災害医療と教育支援
DMAT/CLDMATや日本赤十字社救護班として、大規模災害の現場に立つ機会が豊富にあります。ICLS・JPTEC・MCLS・JATEC・DMATなど各種コースのプロバイダー・インストラクター活動も全面的に支援します。 |
|---|
求める人物像と働く環境
こんな方を歓迎します。
- 重症患者さんの救命に情熱を持って向き合える方
- 医師・看護師・救急隊など、あらゆる関係者とリスペクトをもってコミュニケーションできる方
- 救急科専門医を含む基本領域専門医を取得済み、または専攻プログラム修了済みで今後取得予定の方
働く環境
- 勤務体制:日勤・夜勤の完全2交代シフト制
- 休日数:暦通り
- 多様な働き方:育児時短勤務のスタッフも在籍。ライフステージに合わせた柔軟な勤務をチームでサポートします
お問い合わせ・見学申込み

※ 待遇の詳細(給与・当直回数・各種手当など)は、採用詳細ページまたはお問い合わせフォームよりご確認ください。

















