1月24日(金曜日)日本航空の皆さまがひと足早い春の便りとして、沖縄本島北部に位置する本部町の『琉球寒緋桜』を届けてくれました。琉球寒緋桜は1月中旬頃から咲き始める沖縄のサクラで、濃いピンクの花びらが特徴です。鈴なりの花がかわいらしく、少しの時間でしたが正面玄関ロビーに飾りました。寒い冬は気分も塞ぎ込みやすいですが、いただいた桜で患者さんに春を感じていただき晴れやかな気持ちになってもらえたかと思います。
あわせて、入院中の子どもたちに日本航空特製リュックのプレゼントがありました。CAさんが「早く元気になってね」と声をかけながら手渡すと、もらった子は「このリュック毎日使う!」と嬉しそうにしていました。リュックの中にはタオルやサングラスが入っており、サングラスをかけて嬉しそうにはしゃぐ子どもたちの姿があちこちで見られました。
2月21日(金曜日)A棟6階西病棟から火災が発生した想定で消防訓練を行いました。職員で構成される自衛消防隊が消火班、誘導班、搬送班、救護班など8つの班に分かれ、それぞれが役割を遂行しました。患者役の職員が待機している病室へ駆けつけ、手を引いたり車椅子やエアーストレッチャーを使ったりして患者さんを下の階に避難させました。訓練ではありましたが、参加者の表情は真剣そのもので緊迫した空気が病棟に流れていました。「~班いますか?」「搬送をお願いします!」と互いに声をかけ合い、職種を越えた素早い連携プレーを見ることができました。
火災発生時にはまず初期消火、そして避難誘導が重要です。今回の訓練での反省点を明らかにし、もしもの時に速やかに患者さんを誘導、搬送できるよう、病院全体で備えます。
4月14日(火曜日)当院で献血を行いました。新型コロナウイルスの影響により献血バス受け入れのキャンセルが相次ぎ、また外出自粛の影響で献血者数が大幅に減少する中、献血に協力したいと多くの職員が会場に訪れました。職員からは「こんな時だからこそ協力したいと思って来た」という声が聞かれました。
緊急事態宣言下においても、他に代わるもののない輸血用血液を日々安定的に患者さんに届ける必要があります。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、献血される方が一時期に集中しないように、また有効期間のある輸血用血液を必要量に応じて確保していくために、血液センターでは「献血のご予約」と「継続的な献血」をお願いしています。
くわしくは、「千葉県赤十字血液センター」のホームページをご覧ください。
患者さんの利便性向上のため、5月11日(月曜日)からA棟1階に「文書センター」を開設しました。これに伴い、入院証明書や診断書等の申込や受取が便利になりました。
詳細は「外来の際の留意事項(文書の依頼について)」ページをご覧ください。当院では今後も患者さんの利便性向上や待ち時間短縮に取り組んでまいります。
千葉県は新型コロナウィルス感染拡大に伴い、症状の軽い患者さんについては成田市内の宿泊施設での療養を実施することとなり、当院では4月21日(火曜日)から24日(金曜日)までの4日間、宿泊療養施設へ医療救護班を派遣し、施設で療養される患者さんの健康観察や管理する県職員等スタッフへの感染対策のアドバイスを実施しました。7月20日以降は継続して医療救護班を派遣し、患者さんへの電話診察や現地で活動している千葉県職員の健康チェックを行い、12月末時点で延137名が活動しました。
詳しくは「COVID-19軽症者宿泊施設(令和2年4月~12月)活動報告」ページをご覧ください。
病院ボランティア会のみなさんが、アイシールドの組み立てやアームカバーの作成など、新型コロナウイルス感染拡大により不足している衛生材料を補うための活動を続けています。6月10日(水曜日)には、内視鏡検査などに使用する不織布エプロンを作成するため、不織布の裁断作業を行いました。感染予防のため裁断後は各自ご自宅で作業し、約160枚のエプロンを作成してくださいました。
7月1日(水曜日)病院を支えてくださっているボランティア会の皆さんに、ぜひ感謝の気持ちを伝えたいと消化器内科の医師や内視鏡室の職員からお礼の色紙をお渡ししました。色紙には「お力添えいただき検査が続けられています。ありがとうございます」といった感謝のメッセージが溢れ、ボランティア会の皆さんも嬉しそうに顔をほころばせ受け取っていました。
7月2日(木曜日)NPO法人にご協力いただき、小児科病棟で「映画上映会」を行いました。長期入院している小児科病棟の子どもたちと親御さんに楽しい時間を過ごしてもらおうと、小児科スタッフが中心となり、今回初めて企画しました。
映画館さながらの雰囲気を味わってもらおうと、出来立てのポップコーンの提供も行い、会場はポップコーンのいい香りが漂っていました。そんな中、上映会が待ちきれない子どもたちは、早く会場に着いて「ぼくはここの席に座る!」「飲み物は何にしようかな~」とワクワクしている様子でした。上映が始まると、真剣な顔で映画に夢中になったり、面白いシーンに、お友だちやお母さんと目を合わせニコニコしたりして、いつもの入院生活とは違った楽しい時間を過ごしていました。
当院の正面玄関には、病院ボランティア会のみなさんのご協力により笹飾りを飾っています。飾りがきらきらと風になびいて、とてもきれいです。今年は飾りがいつもよりも大きめで(仙台の七夕祭りを意識したそうです)、かなり見応えがありました。「病気が早く治りますように」「家族が元気で過ごせますように」など患者さんや来院者された方々の願いがこもった短冊もたくさん見られました。
みなさまの願いが天まで届きますように☆彡
7月29日(水曜日)公津の杜小学校の児童のみなさんから、276通もの応援のメッセージをいただきました。いただいたメッセージは、すべて職員用の廊下に掲示させていただきました。うれしそうな笑顔でメッセージを読む職員の姿が、あちこちで見られました。
児童のみなさん、こころあたたまるステキなお手紙をありがとうございました。みなさんの言葉に勇気づけられるとともに、元気をもらいました。
公津の杜小学校の児童のみなさん以外にも、2020年は多くの皆様からマスクなど衛生資材のご寄付や応援のお手紙をいただきました。職員一同、心から御礼申し上げます。
10月18日(日曜日)成田市保健福祉館にて感染症科馳部長による地域住民向けの公開健康講座を開催しました。『新型コロナウイルス感染症への備え方』と題して、COVID-19の流行状況や症状・診断・治療、感染様式、日常生活での感染対策について専門医から最新情報をお話しさせていただきました。
当日は会場受講とオンライン受講、あわせて86名とたくさんの方にご参加いただきました。参加した方からは「手洗い、マスク、密を避ける、ソーシャルディスタンスなど、きちんとした感染対策を行えば神経質になる必要はないということが分かり安心した」「知らなかったことや勘違いしていたこともあり、とても勉強になった」などの感想をいただきました。
当院では、成田市や近隣にお住まいの方々を対象とした公開健康講座を定期的に開催しております。地域の皆さまが健康で安心して暮らせますよう、その折々に合わせた話題をご提供している本講座を、10月から動画配信することとなりました。
お好きなときにお好きな場所で、健康のためのヒントが学べます。くわしくは「オンライン健康講座」ページをご覧ください。
10月29日(木曜日)成田国際空港で実際の機体を使って行われた「航空機事故消火救難総合訓練」に、医療救護班1個班、DMAT1個班が参加しました。本訓練は、旅客機が着陸に失敗して燃料に引火、機体に延焼して機内に多数の負傷者が発生したという想定で行われました。
今回は新型コロナウイルス感染対策のため、参加者は56機関から約600人と、例年のほぼ半数に規模を縮小、また参加者は当日の健康チェックや検温・手指消毒はもちろん、通常の装備に加えてフェイスシールドを着用するなど、感染対策を意識した訓練となりました。例年とは違った緊張感がある訓練でしたが、救出された傷病者の応急処置を担った職員からは「航空機事故という超急性期下での訓練に参加し、良い経験を積むことができた」と力強い言葉がありました。
なお、2020年度は新型コロナウイルスの影響により例年行われる様々な訓練が軒並み中止となり、千葉県内で開催された行政主催の災害救護訓練は本訓練のみとなりました。
11月26日(木曜日)大規模災害時対応訓練を行いました。職員が少ない休日中に震度6程度の地震により停電が発生した想定のもと、医師、看護師、事務職員が災害時初動対応マニュアルに沿って非常事態への初動対応の習熟・理解促進や各部署との連携体制の検証を行いました。
今年度は新型コロナウイルス感染対策のため参加者を大幅に減らしたうえで、さらに2チームに分かれ交代で訓練を実施した一方、web会議システムで訓練の様子をLIVE配信し、見学者が自由に観られるようにするなど新しい試みも実施しました。訓練で見えてきた災害時における初動対応の課題を改善していくことにより、災害拠点病院としての機能のさらなる充実強化を図っていきます。
12月23日(水曜日)小児科病棟でクリスマス会を行いました。サンタクロースやトナカイ、雪だるまなどに扮した小児科スタッフがサプライズ登場!サンタクロースになった院長が一人ひとりにクリスマスプレゼントを手渡すと、子どもたちはびっくりしながらも嬉しそうに受け取っていました。
また、当院音楽部によるクリスマスコンサートも行われ「もろびとこぞりて」や「きよしこの夜」などのクリスマスソングを息の合ったハンドベルの演奏で披露。優しく澄んだ音色に、子どもたちやご家族だけでなくスタッフも聴き入っていました。さらに、バイオリン、ギター、ピアノ、鉄琴で「紅蓮華」が披露されると、子どもたちは「鬼滅の刃の曲だ!」と嬉しそうに耳を傾けていました。
子どもから大人まで和やかな雰囲気に包まれた一日となりました。