当院の浅香朋美医師(整形外科)が、平成23年4月から10月までの半年間、ウガンダの病院で医療支援を行いました。
今後も海外の苦しんでいる人々を救いたいと話す浅香医師に、今回の派遣についてインタビューをしました。
A.広大で肥沃な土地、豊富な降雨、鉱物資源に恵まれ、大きな開発ポテンシャルを持ちますが、政治的不安定と誤った経済運営で、世界最貧国として開発から取り残された国です。現在、20数年に及んだ紛争からの復興と開発の途上にあります。
A.たくさんあり過ぎて書ききれませんが、例えば、入院患者さんの食事を、院内の敷地で家族が薪から火を起こして作っていたことなどです。
A.常に思っています。
なかなか行く事の出来ない場所で、なかなか触れあえないような文化や人々と触れあい、多くの大きな感動を経験させてもらえたこと。
私を支えてくれるたくさんの方々のあたたかい気持ちに気付くことができたこと。
日本では経験できない症例をたくさん経験させてもらえること。
日本中、世界中の同じ思いを持った方々に出逢えたこと。
挙げればキリがありません。
私がウガンダへ向けて日本を離れたのは、3月11日に起きた東日本大震災のわずか数週間後でした。日本はまだ混乱の中にあり、そんな中、日本を離れるのは非常に心苦しく、不安でした。
気持ちの半分以上を日本に置いたまま足を踏み入れたウガンダの陸の孤島。一番最初にカロンゴ病院の副院長に会って言われたことは「日本がこんなにも大変なときに来てくれて本当にありがとう。日本で地震と津波があったと聞いた時、きっともうカロンゴには誰も来てくれないと思った。こんな時にあなたのような人をカロンゴへ送り出し、私達を助けてくれる日本はなんて強くてすごい国なんだ!ありがとう。」という感謝の言葉でした。それを聞いた時、私も、「強くあろう。みんなが日本で頑張っている。そんな日本人の代表として、私もここで頑張らなくては。」という気持ちになりました。日本を離れたからこそ分かる日本のすごさを感じた気がしました。
混乱の中、私を応援し、私とウガンダを支えてくださった全ての方々に心から感謝しています。ありがとうございました。