平成19年7月16日(月曜日)午前10時13分頃に発生した新潟県中越沖地震の被災地に向け、当院から医療救護班を派遣しました。
第1班は、7月20日(金曜日)から22日(日曜日)の3日間、避難所となっている柏崎小学校で医療救護活動を行いました。
第2班は、7月26日(木曜日)から29日(日曜日)の4日間、刈羽村にある生涯学習センター「ラピカ」に設置された避難所で医療救護活動を行いました。
7月20日(金曜日)、7月21日(土曜日)、7月22日(日曜日)
平成19年7月16日(月曜日)午前10時13分頃に発生した新潟県中越沖地震の被災地に向け、当院から医療救護班1個班を派遣しました。
班編成は、医師2人、看護師長1人、看護師2人、薬剤師1人、主事3人の計9人です。
派遣期間は、7月20日(金曜日)から22日(日曜日)までの3日間で、避難所となっている柏崎小学校で医療救護活動を行いました。
7月20日(金曜日)午後1時、関越・北陸自動車道を経由して柏崎市に到着し、直ちに日本赤十字社現地災害救護実施対策本部の指揮下にはいりました。
その後、柏崎小学校に展開する横浜市立みなと赤十字病院の医療救護班から引継ぎを受け、活動を開始しました。
医療救護活動の内容は、柏崎小学校の救護所を拠点に、近隣学校に設置された避難所(柏崎高校、柏崎工業高校、柏崎第一中学校)への巡回診療です。切りきずや消化器系の症状を訴える方が多く、一人ひとり丁寧に声をかけながら、3日間で105人の診療を行いました。
医療救護班は、7月22日(日曜日)正午、柏崎小学校の救護所を地元新潟の県立吉田病院医療救護班に引継ぎ、午後8時に無事帰還いたしました。
7月26日(木曜日)、7月27日(金曜日)、7月28日(土曜日)、7月29日(日曜日)
日本赤十字社千葉県支部の要請に基づき、平成19年7月26日(木曜日)午前6時30分、当院から第2班目となる医療救護班が刈羽村に向け出動いたしました。
班編成は、医師2人、看護師長1人、看護師2人、薬剤師1人、主事3人の計9人です。
派遣期間は、7月26日(木曜日)から29日(日曜日)の4日間で、刈羽村にある生涯学習センター「ラピカ」に設置された避難所で医療救護活動を行いました。
医療救護班は、北陸自動車道が大雨の影響で通行止めとなったため、小千谷市からは一般道を利用し、柏崎市へと向かいました。
午後1時、柏崎総合福祉センターに設置された日赤現地災害救護実施対策本部に到着しブリーフィングを受けた後、午後1時43分、刈羽村「ラピカ」で前橋赤十字病院医療救護班から救護所を引き継ぎ、医療救護活動を開始しました。
7月26日、日赤医療ミーティングでの調整により、「ラピカ」救護所を長岡赤十字病院医療救護班に引継ぎ、当院の医療救護班は巡回診療を担当することになりました。
巡回診療は、赤田地区集会場、高町地区集会場、老人福祉センター、福祉施設「きらら」、刈羽村第2体育館の5か所を担当しました。
高齢者の中には、エアコンのない避難所での生活が長くなったことにより、暑さによる脱水症状が心配される方が多く、適切な水分の補給を行うよう声をかけました。
医療救護班は、4日間で83人の診療を行い、7月29日(日曜日)午後9時、無事に帰還いたしました。